私の好きな曲

吉田秀和の「私の好きな曲」で紹介された曲を吉田秀和の文章とともに、その曲を紹介していきます。

ベートーヴェン「弦楽四重奏曲」作品131

音楽であって、音楽を越えているものを含んでいて、しかも「マタイ受難曲」みたいに直接宗教的でないもの。

そう、それはベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲だ。作品127以降の5曲の四重奏曲。あるいは作品133の「大フーガ」を独立した一曲に数えるとすれば、6曲の四重奏曲。これが、かつて、私には、「究極の音楽」であった。これをきくたびに、私は、音楽には、これ以上はないと信じさせられたのだった。

ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲は、根本において、音楽となった祈りなのだ。

ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ ハ短調」作品111

サブコンテンツ

このページの先頭へ